１．新居に入居するまでの流れ
ざっくりとした流れは次のとおりです。
①検索サイトなどから情報収集
②不動産屋へ問い合わせ
③候補の物件の見学（内見）
④入居の申し込み・入居審査
⑤契約物件の事前説明（重要事項説明）を受ける
⑥初期費用の支払いと契約書の取り交わし
⑦鍵の引き渡し・入居
前後する場合もありますが、おおよそ、上のような順番になります。
申し込みから鍵の引き渡しまでは、２～３週間くらいかかるのが通常ですが、スムーズに進めれば、１～２週間程度で新しい部屋に入居することも可能です。
２．早めに不動産屋に問い合わせするのが吉
今は大手検索サイトなどで入居募集している物件情報はほぼ自分で調べることができますので、じっくり調べていけば、その土地の家賃相場なども分かってくると思います。
ですが、全く知らない土地へ引っ越す場合や部屋探しをするのに時間があまりない場合などは、早めに不動産屋へ希望の条件を伝えた方がスムーズに進むと思います。
検索サイトで見た物件の中で特に良さそうな物件を挙げて、「この物件と同じような間取りで○○万円台の物件はありませんか」などと伝えれば、不動産屋が探してくれます。
継続してやり取りする不動産屋を決めるコツは、電話やメールのやり取りなどから、提案される物件の量や質、情報の豊富さや誠実さなどから決めればよいと思います。
ちなみに、不動産情報サイト事業者連絡協議会の「不動産情報サイト利用者意識アンケート」（2015 年 10 月 21 日）では、平均で３社程度の不動産屋に問い合わせて、訪問する不動産屋は２社以下というデータがあります。
３．物件の見学（内見）は現地集合もあり
候補の中から入居したい物件を絞ったら、実際に部屋の中を見せてもらいます。
写真だけではわからない部屋の様子、周辺の風景、音や臭いなどは実際に見てみなければわかりませんので、入居を決める前には必ず内見しておきます。
内見は不動産屋が目的の物件まで車で送迎してくれますが、最近では現地集合も認めてくれる不動産屋も増えてきました。
現地集合の良さは、駅からの実際の距離や周辺の様子を実感できるという点です。
できる限り内見したい！という方もいらっしゃいますが、１日に内見できる物件はどんなに効率よく見回っても、多くて６～７物件程度。
たくさん見ると、余計悩んでしまう方もいらっしゃるので、気に入った物件を３件程度、じっくり確認するのがベストだと考えています。
４．申し込み以降は不動産屋にお任せでＯＫ
入居したい物件が決まれば入居申し込み、入居審査へと進みます。
以降の段取りは不動産屋が日程調整などを行ってくれます。
初期費用の支払いは銀行振込が一般的です。
契約書の記名・捺印も郵送でのやり取りもできるので、遠方から引っ越しする場合でも、何度も引っ越し先へ行かなくても大丈夫です。
重要事項説明だけは、宅地建物取引士が契約者に対して書面により面前で説明する必要がありますので、この時だけは不動産屋を再度訪問する必要があります。
最近ではネットを介した重要事項説明ができる不動産屋もあるので、何度も往復できない場合は、不動産屋に相談するとよいでしょう。
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