〇目次〇
①都市ガスとLPガスの違いとは
②LPガスのメリット
③LPガスのデメリット
④まとめ
①都市ガスとLPガスの違いとは
都市ガスとLPガスは大きく分けて次の違いがあります。
〇供給方法が異なる
都市ガスとプロパンガスの大きな違いは供給方法にあります。
都市ガスは道路の下にあるガス管からガスを各戸に供給しますが、LPガスはガスの入ったボンベを事業者が各戸に配備して供給します。
ガス管が敷設されていない地域は、LPガスが主流となります。
〇ガスの性質が異なる
都市ガスは、メタンという成分で構成される天然ガスを主原料としています。
有害な一酸化炭素が含まれておらず、空気より軽いので、漏れると部屋の上部にたまります。
LPガスは、液化石油ガスと言い、プロパンやブタンなどの液化しやすいガスの総称です。
(主成分がプロパンの場合、プロパンガスといい、ブタンの場合はブタンガスといいます。)
空気より重く、漏れると底部にたまります。
②LPガスのメリット
「LPガス=高い」イメージが先行していますが、LPガスにもメリットがあります。
〇災害時の復旧が早い
災害発生時、地中に敷設しているガス管が破損すると、その地域一体に影響を与えます。
復旧するには破損したガス管を修理するしかなく、配管を修理しても、周囲の配管に影響がないか安全確認を行う必要があります。
このため、都市ガスは災害時の復旧は遅れる傾向にあります。
逆に、LPガスの場合は、前述のように事業者がボンベを各戸配備しています。
事業者が各戸の影響を点検し、問題がなければガスが利用できるようになるため、都市ガスに比べると復旧が早くなる傾向となります。
過去の大規模災害時の全面復旧も、LPガス⇒都市ガス⇒電気・水道の順に復旧したとの調査報告もあります。
〇火力が強い
実はプロパンガスは都市ガスに比べて火力が強いのです。
成分が異なるため、燃焼カロリー(標準熱量)が異なります。
都市ガスのカロリーは10.750kcal/㎥と言われるのに対し、LPガスの熱量は24,000kcal/㎥で、都市ガスの2倍以上あります。
火力が必要な飲食店などではLPガスが利用されているのはこのためです。
③LPガスのデメリット
やはり月々の利用料金でしょう。
前述していますが、1か月のガス代が約1.5倍~2倍くらいの違いがでる場合があります。
LPガスは供給方法が都市ガスと異なり、事業者へのボンベの個別配備によります。
このため、定期的なボンベの交換、点検費用などの人件費がかかります。
また、都市ガスが公共料金の扱いなのに対し、LPガスは自由料金です。
公共料金は、値上げするのに政府・地方公共団体への許可が必要ですが、自由料金のLPガスは、各事業者が個別に料金を決めることができるのです。
④まとめ
以上、LPガスを中心にメリットデメリットをまとめてみました。
料理は火力!という方を除き、賃貸物件では、都市ガスを前提にお部屋探しを進めていただく方が月々の出費も少なくて済むでしょう。
(地域によってはプロパンガスが主流の場所もありますので、あくまでも付帯条件で気にする程度でよいと思います。)
賃貸物件の場合は、入居後に都市ガス⇔LPガスへの切り替えは原則できません。
このため、入居時にはどちらなのかはしっかりと確認しておく必要があります。
コンロを自分で購入する必要がある場合は、都市ガスとLPガスでは購入するコンロも変わってくるためです。
この点は、不動産屋さんが入居の際にきっちり説明してくれると思います。
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