①3市の犯罪発生件数の現状
警視庁のホームページには区市町村ごとの犯罪発生数のデータを公表しています。今回は、平成29年1月~6月までの数字を見ることで、3市の現状と注意すべき点を確認しておきます。
平成29年1月~6月までの東京都における犯罪発生件数は60,587件(不明等除きます)です。
この件数は、強盗などの凶悪犯、暴行や傷害などの粗暴犯、空き巣などの侵入窃盗犯、車上荒らしや万引きなどの非侵入窃盗犯、そして詐欺などが含まれています。
3市の犯罪件数は次のとおりです。
内訳)
総数 凶悪犯 粗暴犯 侵窃犯 非侵窃犯 詐欺他
国分寺市 372 1 22 22 217 110
小金井市 409 2 24 6 257 120
国立市 261 1 5 16 169 70
東京都下で現在最も犯罪件数が多いのは足立区の3,341件で、世田谷区3,221件、新宿区の3,070件と続きます。
東京都全地域の犯罪発生件数のうち、3市の割合は次のとおりです。
( )内は平成28年の割合です。
国分寺市 0.61% (0.82%)
小金井市 0.68% (0.79%)
国立市 0.43% (0.55%)
3市とも昨年の割合よりも低い水準です。
依然として、国分寺市・小金井市・国立市は、東京都内の中でも比較的犯罪件数が少ない安心できる街と言って良いと思います。
②窃盗犯・空き巣に対する注意
平成28年のデータでも現れていたのですが、国分寺市、国立市は侵入窃盗犯特に空き巣の件数が若干高い傾向にあります。
空き巣 H28年
国分寺市 15 (42)
小金井市 7 (27)
国立市 5 (43)
特に国分寺市は東京都62行政区中、件数の多い順から22番目となっており、空き巣の発生件数だけが少し高い傾向にあります。
(小金井市は37番目、国立市は35番目)
管轄する小金井警察ではパトロールの強化やガラス扉への補助鍵などの取り付けによる防犯効果を高める施策などの実施の呼びかけにより犯罪抑止に向けて取り組んできたところです。
③地域別にみる空き巣の発生数
警視庁のデータでは地域ごとに発生件数を拾うことができますので、狙われやすい地域を特定することは可能です。
平成28年のデータによると、複数件発生している地域は次のとおりです。
〇国分寺市
西町、光町、本多、西恋ヶ窪、東元町、東恋ヶ窪地区
〇小金井市
東町、中町、桜町、貫井北町、緑町、貫井南町地区
〇国立市
西、北、富士見台、谷保地区
平成29年のデータでも、国分寺市西町、国立市谷保は続いて狙われる傾向があり、国立市中地区も増加傾向です。
④空き巣への対策
空き巣の侵入口はその約7割が窓からの侵入といわれています。
窓からの侵入には「無施錠」の窓からの侵入と「ガラス破り」というガラスを破損させて侵入する方法があります。
ガラス破りに対しては、先ほど少し触れた「補助鍵」の設置、ガラス窓に貼り付ける「防犯フィルム」の貼り付けなどにより、侵入するための時間を稼ぐ方法が効果的です。
空き巣は侵入するのに5分かかると諦めるケースが多いといわれています。
また、センサーライト、防犯カメラ、防犯ブザーの設置も効果的と言われています。
賃貸住宅の中ではセキュリティを重視した物件が増えています。
その中でも特に防犯カメラは犯罪抑止効果と犯罪発生後の検挙率を高める設備です。
また、「TV付インターホンの効果」でもお伝えしていますが、高性能化しているTV付インターホンは、設置されていることで侵入者を近づけない抑止効果を生むと言われています。
安心して生活をしたいとお考えの方にとっては、防犯カメラやTVインターホンなどのセキュリティを重視した物件を選ぶことに加え、個人の対策として、補助鍵の設置、高層階でも窓を無施錠にしない、ちょっと出歩くだけでも必ず施錠するなどの対策を取りたいものです。
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