自分の暮らしている街に記録的な豪雨が発生した場合、どの地域が危険でどこに避難すべきか、このような情報は、各市町村が作成している「ハザードマップ」としてまとめられています。「河川の増水/水害に備える~国分寺市」では、国分寺市内の警戒区域をご紹介しましたが、今回は小金井市の警戒区域をご紹介いたします。
〇目次
・小金井市のハザードマップ
・小金井市の浸水危険区域
①野川沿い
②貫井北町・本町地区
③梶町地域
・まとめ
小金井市のハザードマップ
小金井市の防災マップ ~ 小金井市役所HP
小金井市のハザードマップも国分寺市と同様に、地図面と情報面に分かれています。
地図面では、防災マップと浸水予想区域図に分かれており、それぞれ避難区域や危険想定区域が分かるようになっています。
浸水予想区域図の降雨量は平成12年9月に発生した東海豪雨規模の豪雨から示されたものです。
では小金井市の浸水危険区域を見てみます。
小金井市の浸水危険区域
①野川沿い
貫井南町4丁目と2丁目、前原町3丁目を流れる野川沿いは緑色の箇所※が多く見られます。
※緑色の箇所は0.5~1.0mの浸水可能性のある区域(建物の1階床上まで浸かる程度)です。
貫井神社周辺は崖地状になっており、豪雨が続くと地盤が緩み崩落の危険性があると示されています(赤斜線地域)。
また、前原小学校付近では、野川は一部暗渠(地下)となるため、雨水が集中するようになると注意が必要です。
②貫井北町・本町地区
上の地図の左下、貫井北町地域では、JR線の高架下になる箇所があり、車で移動する方は特に注意が必要です。
小金井市には仙川という川筋があります。
人工的に造られた流路で水が流れているところを小金井市ではほとんど見ることはできませんが、豪雨が続く場合この流路を伝って雨水が流れる可能性があり、警戒が必要です。
③梶野町地区
梶野町地区にも緑の地域がみられます。
これも、仙川沿いの地域になり、豪雨が続き雨水が集中すると、流路を伝って雨水が流れ出す可能性があります。
まとめ
国分寺市同様に小金井市内にも、国分寺崖線(こくぶんじがいせん)という崖地帯が市内南側を東西に走っています。
急傾斜地が続いていますので、雨が崖下にそって川のように流れ込むことも考えられるので、避難する際には最大限の注意が必要です。
また崩壊の可能性がある箇所もありますので、自分の住んでいる地域がどのような影響を受けるのか、事前に想定しておくと良いですね。
最後は国立市を見てみます。