リクルート住まいカンパニーの調査によると、各設備の必要度は、1位がエアコン、2位が追い焚き機能、3位がピッキング対策用の鍵の順となっています。
株式会社リクルート住まいカンパニー 2015年度賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版）
1位 エアコン
もはや設置されているのが当たり前という風潮になっているように感じます。
ここ数年、東京などでは5月、6月頃から蒸し暑い日々が続くようになり、熱中症対策にエアコンの重要性が伝えられているところです。
2位 追い焚き機能
同居・ファミリータイプのお部屋ではなくてはならない機能です。
この調査の中でも、一度使った人達にとって、次引っ越す物件でも必要な機能に挙げている人が多い項目の一つです。
それぞれのライフサイクルが異なる場合、全員が近い時間にお風呂に入ることが難しいからでしょう。
3位 ピッキング対策用のカギ
セキュリティ対策の設備で上位に入ってきたのはピッキング対策用のカギでした。
一時期、ピッキング被害が多発し、連日ニュースで取り上げられるようになり、情報が一気に広がったこともあり、賃貸物件においてもその対策が急がれるようになりました。
特に効果のある鍵として「ディンプルキー」という、通常のカギに比べて複雑な構造をしている鍵を利用する賃貸物件が増えています。
４位 ＴＶインターホン
こちらも最近の物件ではよく見られるようになりました。
訪問者が誰なのか事前にわかるため、防犯対策としても効果のある設備です。
「ＴＶ付インターホンの効果」でもご説明いたしましたが、取り付けられているだけで、空き巣対策にもなります。
５位 宅配ボックス
この宅配ボックスも次の物件でも絶対必要と答えた方の多い項目です。
宅配は時間指定も行えますが、ちょっと家を離れた時に運悪く配達員の方が来たという事例は結構あるのではないでしょうか。
宅配ボックスがあれば、時間を気にすることなく受け取ることができるため、ネット通販などを多用している方にとっては、重要な設備といえるでしょう。
宅配ボックスを設置する場合、敷地内にそれなりの場所が必要であるため、まだ広く一般的ではありませんが、マンションタイプの賃貸物件などは既に取り入れられています。
6位以下はネット環境や水回りの設備がランキングに入ってきています。
特徴的なのは、最近では、パソコンを使用するよりも、スマホやタブレットを利用する人が多くなっているという背景があり、WiｰFi環境が整っていることを求める人の方が多くなっていることでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
初めてひとり暮らしをされる方にとっては、どのような設備があると便利なのか、なかなかピンとこないかもしれません。
全ての設備を網羅する物件は賃料が高くなる傾向にあります。
ご自身のライフスタイルによって重要な設備と重視しなくてもよい設備を判断していくこと。
これがお部屋選びの重要なポイントの一つになってきます。
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