最近では新居となる賃貸物件の内見をしないで契約する方も増えているようです。動画で部屋の様子を知ることができるようになったことも要因の一つかもしれません。
しかし、実際にお部屋を見た場合、部屋の空気感、コンセントの位置、広さの感覚など、写真や動画ではわからなかった部分が見えてくるので、内見はまだまだ重要です。今回は、納得のいくお部屋を見つけるために、内見時に見ておくべきところをピックアップしてご紹介します。
1.廊下やエントランスはきれいか?
廊下やエントランスにごみや私物が無造作に置かれている場合は要注意です。
共用部の管理が行き届いていない場合、その物件を管理する管理会社が機能していない可能性があります。
管理会社が機能していないと、実際に住み始めてから何か問題が発生した場合に管理会社に問い合わせしても、何かにつけて引き延ばされたり、対応してもらえないこともありえます。
管理会社が丁寧に掃除や管理を行っている物件は、築年数が古くても建物に問題が発生しにくく、実際に何か問題が発生しても即座に対応してくれるでしょう。
2.コンセントの数・位置をチェック!
今や家電製品に囲まれて生活しているといっても過言ではありません。
そのため、お部屋のレイアウトを検討する上でもコンセントの数と位置は把握しておきましょう。
特にキッチンは冷蔵庫・電子レンジ・炊飯ジャーの位置が決まりますので、どの場所にいくつのコンセントがあるかはしっかり確認しておく必要があります。
寝室になる場所は携帯が充電できる位置を把握しておくのが良いです。
寝る前までスマホを触ることも多いでしょうから、ベッドと携帯の充電できる位置は近くにあるのが理想的です。
3.ブレーカーから電気容量を確認!
家電製品のつながりで、ブレーカーから電気容量を確認しておくことも大切です。
特にエアコン・電子レンジ・ドライヤーの3点セットは高い電気容量を必要とするため、同時に使うとブレーカーが落ちることがあります。
一人暮らし向けのお部屋の場合、20Aの場合がしばしば見られますが、30Aあれば通常の生活に支障はありませんので、内見時にどの程度の許容量があるのか、確認しておきましょう。
4.窓の景色と方角は絶対確認!
南向きの賃貸物件だからといって必ずしも日当たり良好とは限りません。隣がマンションだった場合、視界を遮られて日当たりが悪かった・・・なんてことはよくあります。
逆に、遮るものがないために少し離れたマンションから部屋の中が丸見えになり、プライバシーが守られない場合もあります。
窓から見える景色から、遮る建物がないか、のぞかれる可能性がないか、日当たりが良いかを確認しておきましょう。
「日当たりのお話~南向きは本当に良いのか?!」でもお話していますが、採光面は南向きが理想ですが、東向きであれば朝から日差しが差し込みますので、早朝しっかり目覚めたい方は理想です。
西向きは西日が当たりますので、冬は夜でも比較的温かいお部屋で過ごすことができます。
5.大型家電運べる?玄関、廊下の幅を確認!
玄関の幅、玄関からリビングへ至る廊下などの幅を確認しておくと、家電製品を揃える際に役に立ちます。
新しい部屋を借りたら、お気に入りのソファを買いたいと思っていても、リビングに至るまでの部分に広さや幅がなければ、居室内に運べないという事もあり得ます。
ワンルームや1Kなどオーソドックスな間取りの場合は気にする必要はありませんが、少々間取りが変わっている場合は、内見時にお部屋の採寸をしておくと後々便利です。
以上、内見時に見ておきたい5か所をまとめておきました。
内見はお部屋のレイアウトを考えながら臨むのが良いでしょう。
ここにテレビを置いて、ここにソファを置いて、ここを寝室にして。。。など、具体的に考えながら見ていくと、そのお部屋の長所と短所を把握しやすくなります。
たくさん物件を見ていくと、どれが良いか分からなくなってくる時があります。ポイントを抑えて内見をすることで、後悔しないお部屋選びをしましょうね。