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【賃貸】重要事項説明ではどんな点を注意して聞いておくべきか

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カテゴリ:③重要事項説明
お部屋探しの最後のプロセス「重要事項説明」。不動産会社の説明してくれる人(宅地建物取引士)が証明書を提示しながら説明してくれます。借りるお部屋の大切なことを説明してくれるのですが、どのような点に注意して聞いておけばよいのでしょうか。




〇目次
1.そもそも重要事項説明って何?
2.聞いておくべきは、お金・負担・設備
3.まとめ



1.そもそも重要事項説明って何?


重要事項説明とは、契約を結ぶ前に、物件についての詳細や契約条件などについて詳しく書かれた書面を提示された上で、口頭で説明を受けることです。

宅地建物取引業法という法律により、説明しなければならない項目が決まっており、不動産会社は必ず行わなければなりません。

重要事項説明書で説明される内容は次のとおりです。

①物件の基本的な事項
・物件の名称や所在地、部屋番号、建物の構造、面積
・電気、ガス、飲用水などのインフラの整備状況について
・台所、便所、浴室その他の設備の整備の状況
など

②取引条件に関する事項
・賃料以外に必要となる金銭の内容や金額など
・契約の解除について、解除手続きや解除の効果はどうなるのかなど
・契約に違反したときの違約金などに関する定めがある場合、金額・内容など
・賃貸借契約の期間と更新に関する取り決め
 ※定期借家契約の場合はその旨が説明されます。
・建物の用途制限や利用の制限
・敷金など貸主に預ける金銭の精算について
・貸主が管理業務を不動産会社に委託している場合は、委託先について説明されます。入居後の対応窓口となります。


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2.聞いておくべきは、お金・負担・設備


重要事項説明は法律で定められている行為である以上、不動産会社も丁寧に説明するはずです。
中には、書面の内容を一から読み上げる宅地建物取引士もいるかもしれません。
借主がしっかり聞いておくべき大切なポイントは「お金に関すること」「負担に関すること」「設備に関すること」です。


①お金に関すること
実務的には重要事項説明を受ける前に既に初期費用を不動産会社の銀行口座へ振り込んでいると思います。

実際に支払った金額と説明している内容・金額などが一致しているかを確認した上で、退去時に支払うことになる金額があるのかをしっかり聞いておきましょう。

特に、クリーニング費用は退去時に支払うことになっている場合が多く、金額も確定している場合が多いので、当初説明を受けていた金額や内容と異なっていないかしっかり確認しておきましょう。

契約前は退去時に支払う金額はありませんと説明を受けながら、契約時にちゃっかり入っていたりする場合は要注意です。


②負担について
違約金、退去時の原状回復など、借主が負う負担にはどのようなことがあるかをしっかり聞いておきましょう。

入居から一定期間賃料を無料にするフリーレントを利用する場合、1年未満または契約期間内の解約には違約金が発生する場合があります。
違約金の額や条件などはしっかり確認しておきたいところです。

また、原状回復に関する説明は、東京都では重要事項説明を行う時に合わせて「賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書」という書面をもとに、退去時の原状回復についての考え方や入居する物件の借主の負担内容を説明します。

ルームクリーニング、床・クロスの張替え、蛍光灯などの消耗品類は借主の負担で修繕を行うように特約が組まれることがあります。
こういった、借主が負わなければならない負担内容がどのようなものかはしっかりと確認しておきましょう。


③設備
入居前に説明を受けていた設備が設置されているか確認しておきましょう。

特に、都市ガスと説明を受けて契約するつもりだったのに、実際はプロパンガスだったりすると、光熱費に大きく影響します。

内見の時に気になったことなども、この機会にあわせて確認するとよいでしょう。



3.まとめ


重要事項説明では、入居後の連絡先の説明も受けます。
設備の不具合、近隣とのトラブルなどが発生した場合に、まずどこに連絡したらよいかを確認しておきます。

印鑑を押してしまえば、知らなかったでは済まされませんので、リスクになる部分はしっかり確認しておくことが大切です。

特に「お金」「負担」「設備」に関する内容は、最初に聞いていた内容と異なっていないか、知らない負担が負わされていないか、その他気になる事実はなかったか、確認しましょう。

説明された内容が初耳だった場合は、逐一、説明を受けることも大切です。



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