小さなお子様がいらっしゃる方がお引っ越し時に気になるのが待機児童の問題です。こんにちは。国分寺市でファミリー向け賃貸マンションのご紹介をしております不動産屋「ラビットホーム」です。先日、多摩地域の待機児童に関する統計データが発表されましたのでご紹介いたします。
1.多摩地域の待機児童数は減少傾向
たましん地域経済研究所による統計データ「たまちいきにおける待機児童の現状」によると、2018年4月時点の待機児童数は2060人で前年比861人減少しています。
全国の待機児童数も前年から減少しており、多摩地域も全国と同様に減少傾向となっています。
これまで、多摩地域の待機児童数は3千人前後で推移していましたので、依然として多い現状ではありますが、一定の改善がなされていると言えます。
2.多摩地域の市町村別待機児童数
2018年4月時点の多摩地域各市町村の待機児童数は次の通りです。
待機児童(人) 待機児童率
八王子市 56 0.49%
立川市 48 1.22%
武蔵野市 53 1.91%
三鷹市 190 4.95%
青梅市 13 0.41%
府中市 248 4.43%
昭島市 35 1.17%
調布市 167 2.92%
町田市 146 1.88%
小金井市 88 3.50%
小平市 96 2.38%
日野市 139 3.58%
東村山市 5 0.18%
国分寺市 202 7.09%
国立市 53 3.40%
福生市 0 0.00%
狛江市 75 3.99%
東大和市 24 1.08%
清瀬市 44 3.02%
東久留米市 38 1.63%
武蔵村山市 39 1.98%
多摩市 83 2.87%
稲城市 54 2.39%
羽村市 4 0.29%
あきる野市 8 0.43%
西東京市 129 3.30%
瑞穂町 14 1.92%
日の出市 9 1.63%
檜原村 0 0.00%
奥多摩町 0 0.00%
東京都内ワースト5位の府中市(248人)、ワースト7位の国分寺市(202人)、ワースト8位の三鷹市(190人)は東京都全域でみても待機児童数の多い地域になっています。
23区に比較的近い地域である東部エリアで多摩地域の約3割を占めているのが現実です。
3.解決しているとは言えない現状
待機児童数が減少した背景は、保育所等の定員数が前年比3.6%増加した一方で、 利用児童数は前年比2.7%の増加に留まったことが影響していると考えられます。
全体的な数字としては待機児童数が減少傾向にありますが、自治体によってはマンション建設による保育需要と保育所等の供給部分でのミスマッチが発生してしまい、十分な定員数を確保できなかった事例も見られます。
特に国分寺市ではマンション建設による影響で待機児童数が前年から110人増加しています。
なお、国分寺市では平成31年4月1日に「国分寺エンジェル保育園」と「あそびの森保育園」の認可保育所を2園開所します。
地域レベルで異なる保育需要に対応するため、各市町村では一歩一歩待機児童解消に向けて取り組んでいるのが実情です。
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