ご家族、ご夫婦で暮らす方はもちろん、一人暮らしで自炊される方にとっても、キッチンの使いやすさは重要なポイントです。賃貸住宅の設備としてもメジャーになってきた感のあるシステムキッチン。具体的にどのようなもののことを言い、お部屋選びの際に注意しておくべき事をご説明いたします。お部屋選びの参考にしてください。
〇目次
１．システムキッチンとは
２．システムキッチンのメリット
３．賃貸住宅において注意しておくこと
１．システムキッチンとは
システムキッチンは単に、コンロが付いた台所のことではありません。
システムキッチンとは、コンロ、調理スペース、流し、収納を組み合わせて、ワークトップと呼ばれる一枚板の天板をのせて一体とした台所のことを言います。
つまり、流し台や収納など、お料理をする上で必要なパーツがセットになった台所のことです。
LDKのようなキッチンを広く確保できるお部屋によっては、壁から完全にキッチンを独立させたアイランド型のシステムキッチンだったり、片側だけ接するペニンシュラ型のシステムキッチンなどもあります。
２．システムキッチンのメリット
システムキッチンの一番のメリットは、一枚板の天板を乗せて組み合わせていますので、キッチンに段差ができず、お料理が快適にできるということです。
コンロも備え付きですので、家電量販店に買いに行く必要もありませんし、デザイン性の高いキッチンも多く、見た目もきれいだったりします。
収納も効率的にしまうことができるように工夫されていたり、使いやすさを前面に出した設計になっているものが多いのです。
自炊する方にとっては、毎日利用する場所はきれいで効率的に利用できるシステムキッチンがおすすめです。
３．賃貸住宅において注意しておくこと
システムキッチンは前述のとおり、各パーツが組み合わさっている一体式のキッチンです。
頻繁に故障することはないのですが、万が一コンロの部分に故障や不具合が発生した場合、故障した製品と同じものまたは類似したもので取り換える必要があります。
天板を外したりと大掛かりな修理になることは理解しておいた方が良いです。
では、システムキッチンの備え付けのコンロが故障した場合、修繕費用は誰が負担するのでしょうか。
契約書の内容にもよりますが、システムキッチンが採用されているお部屋を借りている場合で、かつ、借主の不注意などによらない故障は、原則、貸主の負担で修理することになります。
ただし、契約書の内容によっては、管理会社へ連絡せずに勝手に修理した場合、借主負担になる場合もありますので、故障が分かった段階で管理会社へ連絡することが大切です。
システムキッチンは普通のキッチンに比べ、お手入れもしやすくなっています。
常日頃から、利用後のお手入れなどは丁寧にしておくとよいでしょう。
〇参考記事
・都市ガスとLPガスの違い～賃貸生活の固定費負担に大きくのしかかる･･･
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